製造番号管理とは|遊技機の流通を追跡するトレーサビリティ制度

製造番号管理とは

製造番号管理とは、遊技機1台ごとに付与される固有の製造番号を基に、製造・流通・設置・撤去の各段階を一貫して追跡管理する制度である。風営法および遊技機規則に基づき、メーカーは製造時に番号を刻印またはラベルで表示し、公安委員会への登録時にその情報を届け出る。これにより、不正改造機や無許可流通機の排除が可能となる。

製造番号は、検査票や封印番号とともにデータベースで管理されており、中古流通や修理時にも照合が行われる。改造・基板交換などにより番号が一致しない場合、検定外機として流通不可となる。また、メーカーが出荷後に番号を改ざんした場合、刑事罰の対象となることもある。

製造番号管理は、遊技機の信頼性を支えるトレーサビリティの中核であり、業界の透明性と安全性を確保する基礎制度である。適正な管理体制を維持することが、法令遵守と不正防止の最前線となっている。