輸出許可とは
輸出許可とは、日本国内で使用済みとなった遊技機を海外へ輸出する際に、経済産業省および公安委員会の許可を得る制度である。遊技機は電子機器としての輸出規制に加え、風営法の管理下にもあるため、二重の許可が必要となる。目的は、不正改造機の国外流出防止と、国内管理制度の信頼維持である。
許可申請には、輸出先国、輸出業者情報、対象遊技機の検定番号・製造番号・封印情報などを記載し、公安委員会の確認印を受ける必要がある。違法に輸出した場合、関税法・外為法・風営法に基づく処罰対象となる。再利用目的の輸出についても、原則として封印を解除し廃棄処理を経たもののみ認められる。
輸出許可制度は、国内外における遊技機の不正流通防止に大きく貢献しており、近年は電子許可システム化によって手続き効率化が進んでいる。