ホール設置用ブラケットとは何か|技術・構造白書

ホール設置用ブラケットとは:安全と整備性を支える固定機構の要

ホール設置用ブラケット(Hall Installation Bracket)とは、パチンコ・スロット機を遊技ホールの島設備や設置ラックに固定するための金属支持構造部品を指します。
安全な設置・転倒防止・整備時の脱着性を両立させるために設計された、筐体取り付けにおける最重要機構の一つです。

構造と材質のスペック

  • 材質: SPCC鋼板(t=2.0〜3.2mm)またはアルミ押出材
  • 表面処理: 溶融亜鉛メッキ / 黒色電着塗装(防錆仕様)
  • 固定方式: ボルト固定 ・ ロックピン ・ クイックレバー式

耐荷重性能: 高耐荷重仕様では最大150N(約15kgf)までの引張荷重に耐え、マシンの転倒を確実に防ぎます。

設置位置と取付ステップ

【設置位置の役割】

  • 上部: 筐体吊り下げ・転倒防止
  • 下部: 位置決め・全荷重支持
  • 補助: 振動吸収・背面安定保持

【標準的な取付手順】

  1. ガイドを島設備のレールに挿入
  2. 背面のピンを合わせスライド固定
  3. ストッパーで位置をロック
  4. 水平・傾斜を確認しボルト締め

厳格な安全基準と規格

検査項目基準値・準拠規格
転倒強度テスト水平荷重200Nに耐えること
耐腐食性試験JIS Z 2371(塩水噴霧48時間クリア)
機械的安全JIS B 9706 準拠(構造歪みなし)

まとめ

ホール設置用ブラケットは、安全・整備性・汎用性を兼ね備えた重要な設置機構です。設計精度と耐久性を確保することで、遊技機全体の安定稼働を支え、迅速な入れ替え作業やメンテナンス効率の向上を実現します。

関連サイト:スリーピース技術ガイド

ホール設置金具・ロック構造・耐荷重設計の詳細は、グループサイト
スリーピースドットネット(ppps.jp)の筐体構造ガイドで紹介しています。

監修:野口智行(有限会社グローバルスタンダード)
この記事は「技術・構造白書」シリーズの一部として、役物・筐体構造領域における設置ブラケット技術を専門的に整理したものです。