風営法施行規則とは|遊技機構造・性能を定める実務基準

風営法施行規則の役割と遊技機基準

正式名称を「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則」といいます。法律(風営法)の規定を具体的に運用するための「細則」を定めた、実務上極めて重要な規定です。

1. 法律と施行規則の関係

風営法が営業の許可や禁止事項などの「大きな枠組み」を定義するのに対し、施行規則は「具体的な実施方法や基準」を定めています。

  • 所管: 警察庁(国家公安委員会規則)
  • 運用の基準: 各都道府県の公安委員会が行う検査、承認、監督などはすべてこの施行規則に基づいて執行されます。

2. 遊技機の構造・性能に関する基準(第8章)

施行規則のなかでも、特にパチンコ・パチスロ実務に関わるのが遊技機の技術上の基準です。以下の項目について詳細な数値や仕様が規定されています。

規定項目具体的な内容
出玉率(機械割)短時間・中長期それぞれの試射試験における払い出し上限・下限。
役物の制御大当り動作や入賞口の開放時間、連チャンの仕組みに対する制限。
基板・電子回路不正改造を防止するためのメイン基板の仕様や封印方法。
図面・書類形式公安委員会へ提出する遊技機の構造図面や説明資料の作成ルール。

3. 規則改正と業界への影響

施行規則は、社会情勢や遊技機の射幸性の状況に応じて適宜改正されます。

  • 「新基準機」への移行: 施行規則の改定は、実質的に新しい検定基準(○号機等の区分)の始まりを意味します。
  • 行政処分の回避: 改正内容を正確に把握し、設置や保守に反映させることは、不備による行政処分を未然に防ぐために不可欠です。

【実務上のポイント】
メーカー・販売業者・ホール経営において、施行規則の把握は業務の根幹です。官報や警察庁の告示を継続的に確認し、常に最新の基準に適合した運用が求められます。


監修:野口智行(有限会社グローバルスタンダード 代表取締役)
特許第6719977号(機能訓練用パチンコ遊技機)保持者